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ミノタウロス (ロケット) : ウィキペディア日本語版 | ミノタウロス (ロケット)
ミノタウロス(Minotaur)はアメリカ合衆国の固体燃料ロケットシリーズ。ミニットマンとピースキーパー大陸間弾道ミサイルを転用している。製造はオービタル・サイエンシズが行っている。 ミノタウロスIは小型人工衛星を低軌道に投入するために使用される。ミノタウロスII(キメラ、またはTLVとしても知られる)は弾道飛行に使用され、おもにトラッキングや弾道弾迎撃ミサイル試験のターゲットとして使用される。ミノタウロスIIIも弾道飛行に使用される。ミノタウロスIVは衛星打ち上げに使用され、低軌道投入能力はミノタウロスIのそれより大きい。ミノタウロスVは2013年9月に初打ち上げに成功した機種で、静止トランスファ軌道や月遷移軌道を含む、より高い軌道への投入が可能な設計をしている。ミノタウロスI、IIはミニットマンミサイル派生で、ミノタウロスIII、IV、Vはピースキーパー派生である。ミノタウロスIとIV, Vが現役。 ==ミノタウロスI==
本来のミノタウロスIは1段目にM55A1、2段目にSR19、3段目にOrion 50XL、4段目にOrion 38を使用し、オプションで5段目にHAPSを使用する。 ケープカナベラル空軍基地からだと高度185km、軌道傾斜角28.5度に580kgのペイロード能力があり、ヴァンデンバーグ空軍基地だと高度740kmの太陽同期軌道に310kgのペイロード能力がある。
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